この教会はパプショカ/シシュケ聖ミハエル教会と呼ばれていた遺跡である。
旧Papsoka/Siske村の小さな丘の上に,アルパート時代(11/12世紀)に建立された。
最初はローマ時代の別荘の基礎の上に建てられ、13世紀には回廊を、14,15世紀
にはゴシック様式の礼拝堂に改築された。
1964年の教会発掘の際、11世紀の物である銅装飾の十字架が発見された。
ティハニーのベネデクト修道士がこの村に住んで教会の面倒をみていた。
Siske(シシュケ)という村の名前は、古文書に1374年に記されている。 但し、現在残って
いるのはこの教会遺跡だけである。
この教会は古刹ではないが、大観光地Balatonföred(バラトンフレド)の中心に
あり、ちょと足を休めるついでに寄ってみた。
1841年から5年間かけて、Fruman Antal の設計で建てられたクラシック様式の
教会である。 ローマのパンテノン教会を手本にした。
内部は円形のホールになっており、前面に祭壇、両サイドに礼拝堂を配している。
(注釈) クラシック様式とは、18世紀のギリシャ、ローマ建築様式を復活したもの。