Felsőörs (フェルショーウルシ)教会は、バラトン高原で最も美しいと云われている
ロマネスク様式の教会である。 ローマンカトリック教会として、村の中心部に位置し
現在も村民の間で使われている。
13世紀初期に紫と赤の石を使って作られた。 建物の中にはアルパート時代の物が
今日でも発見することが出来る。
必見は入口の門であり、左右に円柱を配し、その柱の上には当時の彫像が飾ってある。
その上部にあるアーチ形状と三角ひさし、更にその上にある歯形形状の棚が走っており、
その上に二重のヘラクレス結びを施した3つの窓がある。
このヘラクレス結びは、ここ以外にパンノンハルマの修道院(世界遺産のひとつ)で見る
ことが出来る。 これは魔よけの役割があるとされている。
二階の聖歌隊席に上がる階段脇には、古い墓石が置いてあり、それは領主の墓石で
あったと推定されている。
この教会は3つの礼拝堂からなっており、この周りの教会のほとんどが1つの礼拝堂で
あることから、非常に権威ある大きな教会であったと思われる。
Balatonalmadi (バラトンアルマーディ)の教会は、バラトン湖が見下す形で
海抜350mのメジェ・ヘジィの丘の上に、13世紀に建立された。
15世紀にはゴシック様式の塔が追加され、17世紀以降はプロテスタント
(カルビン派)の教会としてバロック様式に改築された。
教会内部の遺物の多くは1789年に国立博物館に移され、内部には特筆
するものが残っていない。